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nisiのメモ帳

ゲームとかラノベとかの話をするブログ

ラノベ紹介:イリヤの空、UFOの夏

ライトノベル

 

 

ジャンル:SFタッチのボーイミーツガール 全四巻

 

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 あらすじ

 中学生の浅羽直之は夏休みの終わりに真夜中のプールに向かう。そこで彼は不思議な女の子と出会い。一晩の間泳ぎ方を教えることに。

 翌日、夏休み明けの初日、転校生がやってくる。その女の子は、昨日プールで出会った女の子だった。

 こう書くと懐かしさすら感じる普通の導入だ……。

 ちょっとしたキャラ紹介

 浅羽直之

 理髪店の息子で新聞部所属。なおこの新聞部は非公認である。

 シャイで流されやすい。正直気弱な、良くも悪くも普通の中学生である。

 伊里野 加奈

 プールで出会った不思議な女の子。手首に妙な球体が埋め込まれていたり、何かしらの訓練を受けている様子だったり、得体の知れない薬を大量に持ち歩いたりしていて、会話もどこか不自然だったり。

 水前寺 邦博

 浅場所属の新聞部部長。変態に技術と能力を与えた結果を地で行く超人。多分この人が居ないと物語が始まらないであろう。

 須藤 晶穂

 浅場所属の新聞部の部員。ただし部長とは対立中。そもそも日々暴走を続ける新聞を少しでもまともなものにしようとしている人。めっちゃ食べる。

 榎本

 伊里野の兄貴を名乗る変なお兄さん。無駄に粋なはからいをしてくれてなんか憎めない。

 

 だいたいこんなもん。

 この作品の何が面白いって少年の夢のツボ抑え過ぎなんですよ。冒頭から真夜中のプールに突っ込む、物語開始前はUFO探して一ヶ月山の中の秘密基地で野宿。原チャリ盗んで追いかけっこ。文化祭であっちらこっちら駆けまわって、フォークダンスして。廃校大改造で、無人駅で、線路の上。

 支離滅裂だけどこんなかんじ。ワクワクする要素嫌ってほど散りばめられてる。この辺をめっちゃいきいきとした文章で綴ってくれる。

 うん。一方で不穏な感じを醸し出すのもすっごい上手いんだけど。話が動き出すまでがこれらのおかげで欠片も退屈じゃなくて、しかもその日常の話を後半完璧に生かし切ってくれる。

 やたら大きくなる話のスケールとは裏腹に、通して描かれるのは浅羽の成長だったり。

 十八時四十七分三十二秒に公開するべきだった……?