メモ帳と隔離所

ゲームとかラノベとかの話をするブログ

黄昏のフォルクローレ 雑感

 時は開国より数十年。主人公の有馬とヒロインすぴかの主従をベースに繰り広げられる伝奇ものといったところ。単純に好みだと思っていたのだが、その実想像以上に楽しんでしまった。navel系列、テキストがあまりにも強すぎる。
   最初のうちはいつも通りのようでいて、少しずつ緩やかに変化していく関係を描いた話、としての側面が強い。とことん2人の物語って部分を押し出して来て、冒頭から居心地のいい糖度高めの会話に振り回されっぱなし。当然ながら物語が進行するほどに強まってくので、否応にも目を離せなくなる。いいですよね距離感バグってる主従もの、最初からあまりにもバグってて頭おかしくなりそうだったけれど。だんだんとこいつらめんどくせえってのも明らかになってって楽しいことこの上ない。
 というわけで、主人公とヒロインのお話として大変出来が良かったです。この方向性で次回作出してくれるならめっちゃ買う。
 というか関係性描き出すための設定の組み方が巧みすぎる。どうなっている。