メモ帳と隔離所

ゲームとかラノベとかの話をするブログ

今年のまとめ

ざっくりとよかったやつの短めな感想
 
アニメ編
 
グリザイアシリーズ
 
 全体通して盛り上がりは非常に上手かったと思う。果実はわりと早回し感があって色々わからんところがないわけじゃなかったけど、エンジェリックハウルで帳消し。あそこ最高じゃね? ああいう話大好きなんだけど、他にあったら教えて欲しい。
迷宮、楽園パートはまあ楽しかったよね。全員集合は否が応でもテンション上がるってもんである。
 
 
 やっぱりkeyだなあって感じ。なんかもう安心感の塊みたいな作品だった。どうしようもなく個人的な感想であるがこれに尽きる。そんでもって名雪と栞ルート見たくなったため原作買ったりしている。
疑似家族とか、生への執着とか、足掻いた果ての奇跡とか。最初は笑かしにきて途中から豹変するあたりとか。やっぱり話の構造からして好きなんだなと思ったり。
 
 
 これまた疑似家族ネタである。好きなんだよなやっぱり。全体的にツボ抑えてていい感じに完成度も高かった。やっぱり京アニはやりおる。
 
 
 書きながらそういや今年だったなと。もはや語り尽くされている節すらあるが。個人的に最も好きで頷ける評として加点要素しかなかったアニメってやつ。違いないと思う。
あとは正直外部概念の話である。何故人は勝手に妄想して勝手に死んでしまうのか。ぼくはなでリン派閥なので割とつらい。つらいは楽しいだがつらい。
 
 
 あまりにも作劇の基本って感じで楽しかった。序盤はギャグで引き込んで、中盤からキャラクター掘り下げつつ泣かせにきて、といった風。それはそれとして一つ一つの完成度が高く、まあ観ていて飽きさせない。いい意味で雑に勧めていける作品だなあと思うところ。
 
漫画編とラノベと小説
 
古見さんはコミュ症です
 
 一巻の見開きでやられた人間です。正直に申しましてめちゃくちゃ出来がいいラブコメって感じ。緩急すごい。ギャグのテンポよくて読んでて楽しいのはもちろん。キャラが可愛くて悶える。大好きな作品になりました。
 
 
 無料公開終わり側に全部揃えた。すっごい描写と設定が細かいバトルもの。とことん魅せ方で驚かせにくる。シーン単位で好きなところがいっぱいあるんだけど、千佳ちゃんハウンドが特に好き。それ使うんだって驚きと後ろにどデカくて真っ黒なトリオンキューブが出てきてホーミングレーザーになるのめっちゃかっこいい。
 
 
 癖のある本好きどもが図書室に集まって駄弁る漫画。一言で言い表してしまえばそうなるだろう。語られる内容も本に関連する意外は雑多で、内容の話から作家の話、読者あるあるネタといろんな方面から笑かしてくれる。
 ただそれだけでは終わらなくて、なんとなく少しだけとはいえ本読んできた身からすれば救いみたいなお話もあって。なんといえばいいのか。この上なく清々しいような、そんな気持ちにさせてくれる。なんか5年くらい前の気持ち思い出させてくれたりもして、結構特別な作品である。誰もが楽しめるとかじゃないとは思うけど、刺さる人にはぶっ刺さるものじゃないかと。おれは上に書いてる通りですね。
 
 
 もう2回くらい取り上げてるから多くを言う必要はないのだけれど。シンプルに完成度高い青春ものラノベでした。テキストの楽しさは普通くらいなのだけど、ヒロインの可愛さと展開の気持ち良さで帳消し超えて最高。仕込みも上手で途中完全に手が止まらなかったな、と。
 
彼女がエスパーだったころ
 
 とことん文章が気持ちいいと思ってる枠。個別記事と言ってることかぶるのだけれど、ムイシュキンの脳髄、というかそこに出てきた一言が本当に好き。たとえそれが袋小路だったとしても。個人的なものがあるとはいえこういう言葉放り出してくるのでこの作家はやめられない。
 
エロゲとか
 
バタフライシーカー
 超能力絡んでくるタイプのサスペンス的なお話。正直凡作であったと思う。ななりんとあけいろでハードル上がりすぎてたのと、体験版部分の長さに対して本編が短かったからこんな感想になってるのだと思う。シーン単位だとよかったとこあるんだけどね。千歳ルートの夜の公園のシーンとかはテンション非常に上がってた。そういう意味で素材が良かったけどそれを消化しきらなかったとも言えるのかもしれない。
 
夜巡るぼくらの迷子教室
 
 上手く生きられない人たちの物語。ぶっ刺さる人にはぶっ刺さる出来。おれはぶっ刺さった。人の弱さとか、やりきれなさとか、どうしてって気持ちとか、そういったものをまぜこぜにしたシナリオが大好きだから仕方がない。
 惜しむらくはキャラの設定がルートによってブレるあたり。主人公割と別人だったりするし。
 
 
 個別記事書いたやつ一号。上手い下手以前の話でテキストの相性ってあると思うんですよ。それが合うと読み勧めててこのライターめちゃくちゃわかってるじゃんみたいな感覚に陥ったりする。でもってこの作品はそれであった。読み進めている間気分が良すぎて本当にクリアまでが一瞬だった。舞台設定なんかも好みではあったんだろうが。
 あと妹がかわいかった。今年はやたら気に入る妹キャラが多かったのだが、そのはしりである。
 
 月に寄り添う乙女の作法
 
 完成度ちょうたかい。テキストよし演出よしキャラよしシナリオよし。そのうえ好みにも符号してたんだからすごいぜ。細かく語るところは正直個別記事で言ってる感じがあるのでそちらで。
 
 
 続編として完成度ちょうたかい。前作のテキスト演出キャラの良さそのままに、シナリオも非常に上手いこと前作を利用してる。
 個人的には主人公大蔵遊星をたくさん見ることができたのもポイント高め。かっこよかったぞ。今年で一番気に入った主人公だ。あとりそなも好き。今年の強い妹二人目。
 
 
 我らがkeyはここにあった。楽しくて、懐かしくて、眩しくて、笑って、泣いて。これ書けるライターいるならもうしばらくはこの界隈安泰だろう。今年出た作品に絞って良かった作品挙げるならトップだろう。個別記事も一応ある。
 
水葬銀貨のイストリア
 
 重苦しさと八方詰んでる感を楽しむお話。
 多分トゥルーを楽しむ系のゲームだったと思うのだが、色々なものを失った後の救いのような物語が好きなおれにとっては個別の方が好みであった。夕桜ルートとか正直めちゃくちゃ良かったのである。また妹か。
 テキストの熱量も結構なもんだったし、しんどいお話おっけーならおすすめできる作品と言える。
 
君と目覚める幾つかの方法
 
 テキストがあまりにもハマり過ぎた。あまりにもハマりすぎて終わらせるのがもったいなくなりクリアに凄まじく時間かかった。かずきふみ氏の文章ななりんのときから当たりしか引いてないなーと思う次第。今後も楽しみにしてます。
この作品としてはエロシーンがおれが見てきた中でトップクラスによく出来ていた。実用性的な意味ではなく、幸福とか安心とかそういうものを丁寧に織り込んでいる。
 
 あとはランスシリーズ触ったりとか。あれ長くて全テキスト見るのは正直無理そうである。家族計画と腐り姫はそろそろ終わらせたいなと思う次第ではある。来年は和香様楽しみにしてる。体験版やってるとやっぱりロミオは天才なんだって気持ちになるなど。小説ラノベはあんまり触れなかったので読まんとなあ。kindleセールで買って放置してるやつとか米澤穂信新刊とかサクラダリセットとか宮内悠介の長編とか。
 
 この中から作品全体でよかったものを挙げるならド嬢、つり乙シリーズ、サマポケになってくるのだろうか。短編レベルだとグリカジのエンジェリックハウルとムイシュキンの脳髄。全体はそこまででは無いが、シーン単位で好きなやつだときみめざとイストリアって感じか。