ユニコーンオーバーロードを楽しく遊んでいる最中。編成ガチャガチャしているだけで時間が経過する至福ったらない。
・ダンジョン飯
アニメに合わせてセールされていたので。
古典ファンタジーゲームパロディでありつつ、迷宮内の冒険者が食事や排泄とかどうしているのかって問題だったり、生態系どうなってるんだろうねって問題だったりに対する解釈が見えて楽しい……だった前半部分をそのままに、終わりに近付くにつれて壮大になっていくのだからたまらないではないか。
食事が何か? とか黄金郷の話とかした後に控えてるラスボスと、その決着も素直に綺麗にまとまっていて大団円となるあたり、見事という他ないし満足感半端じゃない漫画だったなと。
・ひらやすみ(1~6巻)
かつて役者を志していたフリーターのヒロトが譲り受けた平屋を軸にした日常風景切り取った漫画。
ままならんこととか、挫折とか、変に心に影差したりして刺々しくなっちゃったりとか、そういうのに向き合っていくのを見守るような展開に居心地よさがあり、その感覚が重なるヒロトだってかつて挫折したことないわけじゃくてって語りにも引き込まれる。
時間の経過の描写もいいよなと。どうしたって変わるものは変わり、ちゃんとあり続けるのは難しいけど、それでもって空気感がとても良い。
・逃げ上手の若君(12~14巻)
ちょっと溜めていた。尊氏が意味不明すぎるラスボスであることが明白になったりしたあたりが愉快。シーン自体は全然愉快ではないのだが。
また多くの尾英雄たちが散っていく巻でもあったりして、大河の醍醐味かこれがと思わされる。大河っぽいの、実際境界線上のホライゾンくらいしか触れていなかったりするが、やはりチリ際の輝きと残ったものの在り方は素晴らしいな。
物語としては第二幕といったところで、今後も楽しみである。
・わたし、二番目の彼女でいいから。(7巻)
なにかにつけてもう駄目だになる多角関係ものライトノベル。全館はもう笑うしか無いような状況であったが、今巻は実に痛々しかったな。全員が悪かったし、どこか若かった高校時代とは違うんやぞってのをやりつつ、それはそれみんなだんだんおかしくなってくのが毎度ながら非常に嫌で読んでしまう。
結末はなんというか、どうしようもないような末路しか見えなくとも切り捨てることができないような桐島を見てきたので寂しさが強い。
後2巻で完結するらしく、どうするんだろうというか。大学生編自体はやっぱり駄目だったよみたいなオチではあるから、まあその先があるのなら今度こそとは思うけれど。
・ワールド・エレクション
Whirlpoolのゲームやってなかったけど結構いいじゃないですか……!となって、そのまま新作も買ってクリアするきっかけとなったり、
わちゃわちゃ楽しい系キャラゲーとして非常によかったところでありつつ、最終ルートの決まりっぷりが素晴らしいじゃないですかと。相互理解しようよ、みんなで話し合って決めようよみたいな話に据えられるラスボスがハマりすぎていて拍手が出た。結末も主張が強くて大笑いしていた。こういうの大好きだし、ラインも凄く綺麗だったと思う。メインヒロインのクルルは調子外れのボケをかまして笑かしてくれるがいい子だったりするのが見ていて笑みこぼれるし。
言動と行動が犯罪者すぎるマスコットは時代か……。これで片付けるのはよくないのわかっちゃいるが。というかまあ、好みとはずれるがそういうの含めての共同体ではあるよねとは。
・はじめる世界の理想論
というわけでワールド・エレクションからそのまま流れた新作。素直によいシナリオでした。なんというか、エロゲに求めるポイントが軒並み高得点といったところで、キャラかわいく、シナリオ面白く、全ルートいい感じと。圧巻で舌を巻くという感じではないが、全体通して面白かった上に結末もぐっとくるときている。エロゲが好きで、甘めのラブコメながらところどころ毒が混じってるような味付けが好きならおすすめできちゃう感じのゲームだった。
強いて言えば演出周りのパワーがもうちょっとほしかったくらいだが、その辺はコスト限界もあるし。
主人公のシンは他人の嘘を判別できて、それが赤文字で表示されるギミックなんかもあるのだが、別にこれサスペンスADVじゃないし……と言わんばかりにコメディ方面で使い倒すのも楽しくてよかった。開幕のシスター服着てる子の「主は我らを救いたもう」が赤文字だったり、中二病キャラの名乗りがすべて赤文字だったりする時点で結構
笑っていたし、大詰めでの赤文字の使い方ずっこいじゃんそれは!と叫びたくなるところ多々で素晴らしい。
引き続き同メーカーの他作品もやりたいなと。