メモ帳と隔離所

ゲームとかラノベとかの話をするブログ

202312読んだものとか

 1年終わってしまうそうな。また来年もよろしくお願いします。

 ちょこちょこセールの漫画読んでいたりはしたのだが、途中まで読んでるみたいなケースが多い。来月まとめてになるかな……。

 積んでるノベルゲーへのやる気が結構向いてきているので、来月はそちらに注力しそうなところではある。

1984

 2+2は5で黒は白い。

 繰り出されるありとあらゆる展開が嫌というか、ページ捲っていくたびに、多様な物事の不可逆に思われる変質であったり、あるいは破壊であったりが目に入ってくるので、結構読み進めるのは難物だった。

 それはそれとして見届けなきゃいけないよな、という形で向き合わさせられる力があって。間違いなく好みではないのだが、まあそういうこと言っている場合ではないよな……となるような小説かと。

 

陰キャギャルでもイキがりたい!

 Twitterで流れてきて、ツインテダウナー少女好きなためつい買ってしまった。正直読み進めるにあたってそれしか考えてない可能性がある、あった。

 それはそれとして、何というか痛々しさは覚えはするのだが、こちらとしても遥か彼方の高校時代なのでこんな感覚が出てきてしまうのはどうしようもないかもしれない。悲しいものだね。ただ、キモめのスパダリみたいな言い回しは結構楽しくて笑ってしまったりもする。

 

・sanabi

 元軍人なお父さんが娘を失い、その犯人を追っかける……みたいな、シナリオ部分強めのワイヤーアクション系アクション。

 単純にシナリオの引き込ませ方がえげつないし、ピクセルアートの細かい演出もとても良い。お父さんのメンタルボロボロすぎるのがわかって痛々しかったり。そしてラストの畳み掛けも実にこれぞってものだったし、大満足であった。アクション部分もギュンギュンと動けて大変爽快。一部ステージは結構エグい難易度しているけれど、ちょこちょこと修正が入っているらしい。プレイ時点では翻訳が怪しいシーンもあったが、このあたりもそのうち修正されるようである。

 あまりアクションゲームはやらないが、今年はACも楽しく遊べたりしたこともあって、実はハイスピードアクションが好きなのではないかと思ったりはした。機会があれば手を出したくもある。

ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅

 モンスターズとしては結構面白く、DQ4としてはちょっと……というのがまとめになるDQM新作。一応モンスターズ過去作知識はジョーカー初代が最後。

 モンスターズ部分でいうと、まずモンスターが大変多いだけで嬉しいもので、配合ずっと繰り返していきながら「こんなやついたなー!」などと言っているだけで楽しかったりしてコンテンツの強さを感じる。思い出モンスターも結構使えて、初代モンスターズで世話になったロックちょうが最後の方大活躍だったのはなかなかよかった。難易度も程よく、明らかに今段階ではモンスター強くしすぎてしまった……などと調子に乗っていてもボスが異様に強くてギリギリになったりすることもあって、ターン制戦闘の楽しさは最後まで損なわれなかったかなと。

 でまあDQ4部分としてはまあなんというか……突っ込みどころ多いかなと。ピサロが喋らないことで行動原理がわからないのは原作の勇者もそうだろうと言いたいけれど、なんだか喋らないなりにイメージできる目的も曖昧で、煙にまかれているようなのと、脇固めるキャラもあまり魅力的じゃないところで、いまいち乗れないというようなところであった。

 


Rewrite

 素直にとっても面白かった。方向性としてはkey風味よりかはロミオ風味が強め。

 あと最近あまり分岐するゲームできていなかったが、やっぱりルート分岐っていいなと。辿る道筋が違った上で世界の全容が浮かんでくるの楽しいよなあ。

 各ルートについて、小鳥ルートと朱音ルートは大変面白く、ちはやルートもかなり良かったと思うのでこの3つが気に入ってるってところかなあ。明らかに毛色の違うルチアルートは逆にハイテンションでバイオレンスなラブコメとそういうものとして楽しかったとも思う。

 ちはやルートはオカ研崩壊後の「いつも通りでいいんじゃないです? いつも通りがいいと思うんです。」とか、「いっしょにご飯食べるのが楽しかったような気がする」とか、思い出をバネにするときの行ってきますみたいな言葉選びがとてもよかったなと思うところ。

 小鳥ルートは人ならざるものとコミュニケーションの成立するのか? みたいな問題と、それを知ったことかと吹き飛ばす様と、特別性を返して幼馴染に戻るまでの話が実に素晴らしくて清々しい。小鳥の吐露のシーンは凄まじいよなあれ。全部見た後だと小鳥が普段ゆるい性格になれてたの瑚太朗が結構頑張ってたのかなとか思ったりもする。

 朱音ルートはルートに入った途端に急に可愛くなるなこの人となった。色々とずるいだろうそれは。この甘いのとどうしようもないので行ったり来たりする感じはかなり効くところ。週刊誌にすっぱ抜かれた後の「それなりに当たっているじゃない」で笑っちゃいましたよ。

 小鳥ルートと朱音ルートに共通して、マイナスの事項として語られていたことがプラスの方面に転がったように見えるだけで泣いてしまい、こういうの弱いなあと。ちびもすや小鳥の両親の顛末だったり、しまこへの巫女の継承だったりの。

 で、まあ最終ルート。色々とあるけれど、世界の崩壊が迫っていても小さな幸せを守りたいものだよってくだりが結構好きだったり。

 最後のシーンはロミオらしさに溢れていたかなと。なんだかんだ毎回こんな光景になる気がする。らしいって話だとやっぱり共同体の考え方とか、人は目の前の幸せを良くも悪くも欲してしまうよね、みたいなところは当作でもあり、そして自身もそのあたり影響受けてるなあとか思った。

 

・クリミナルボーダー 3rd offence 

 無事完結しそうで安心。結構早いうちに4もでるようなので、着地点楽しみだなあと。

 端から足元の覚束なさ凄まじく、不安を煽られるものだからこわいよーとか言っていた次第。かずきふみはこういうことするライターだよなあ……。底抜けに明るくて愉快なコメディをやれる裏でこういうの突っ込んできて、一気に話転がしていくからびっくりする。

  あとopの処理がなんでか以上に重かった。最近pc変えたのでその辺り原因だろうか。