メモ帳と隔離所

ゲームとかラノベとかの話をするブログ

202404読んだものとか

・〈小市民〉シリーズ

 新刊出るので再読した。なんか高3の冬に小鳩くん事故ったらしいね。

 改めて読むと実にコイツラさあ……とさせられたり、そして新刊で本当にまとまってくれるのか期待が高まったりしていた。

 ところで私の中の小佐内さんは背の小ささ相まって高頻度でジト目向けてくる感じのイメージですがアニメではどうなるでしょうか。折角だから始まったときの楽しみにとキャラデザとかそんな見てないんだけど。

 なんとなく読んでいて思ったのが、「わたしたちの伝説の一冊」の才能には奉仕しないといけないみたいな話だったり。まあそもそもの前提も違うけれど、なんか小市民志望者も逃げられなさそうではある。彼らは楽しんでるとこもあるとはいえ。

 と、まあ上記を冬読む前段階で書いていた。冬自体は近くの本屋で買えたので読み終えてはいるが、多分来月末にまとめるのではないかと。

 

 

PSYREN

 懐かしくてジャンプ系列漫画のセール的な時に買っていた。途中まで読んで放置していた格好だったので。

 ネジが飛んでるというか、ブレーキの位置がちょっと変な主人公とかが魅力である。別に眼前のやつを全員殺すとかではないが、舐めたマネされたら問答無用で殺しに行くためらいのなさと、殺すために作った技は殺意が異常。良くも悪くもざけんな殺すぞを地で行く感じである。

 終盤の展開はありがちっちゃありがちな大団円なんだけど、キャラの魅力と能力の画作りはよかったというか。流星撃っているとテンション上がるな。

 

 

・少女事案(2巻)

 相変わらずタイトルがアレで導入もDlsiteで見たことあるやつだ! になる。馬鹿すぎてゲラゲラ笑った後に急に剣呑になって世界観が伊坂風になるの普通に引き込まれるしやってくれるよなと。

 気持ちのいい逃走劇と、うおー汚い権力を破壊してやるぜな荒唐無稽さは笑ってしまう。普通に楽しいラノベシリースで今後も楽しみだった。読み味やっぱりどっちかというとエロゲだと思うけども。

 

 

ユニコーンオーバーロード

 SFCくらいのSRPG的な雰囲気を色濃く残しつつ、編成を弄り回す楽しさを高めたゲーム。実に素晴らしかった。

 各所で書いているがもう編成画面の楽しさがとんでもない。そもそもどのキャラを組ませるか? どんな順番でスキルを使わせるか? 装備は何にする? このあたりをいくらでも組み上げて現段階の至高に近付けていく作業が楽しくないわけがない。また、各種マップに登場する敵もかなり癖があり、対策方向性が変わってくるので都度都度編成を組み替えていく必要があるのもたまらない。この戦力振り分けとシナジー見出していくことの時間泥棒っぷりったら! というわけでSRPG好きならおすすめ。難易度もほどよかったです。

 

 

・BLACK SHEEP TOWN

 SFマフィアもの。ザッピング形式でマフィアの代替わりとそれに伴う街の変動を見る形のビジュアルノベル。結構積んでいたが、中盤差し掛かったあたりから抜群に面白かった。

 ちょっとずつどんな世界で、どんな街で、どんな人間であるかが明かされている感じがたまらないし、特に説明なく放り出されるフローチャートの見方もわかってくると楽しい。

 なし崩し的にボスの座を引き継いだ主人公の亮は明らかにこの立場に向いており、反乱分子の粛清から初めなんでも上手くやってのけるし、非情に人殺しもひどく淡々とやってのける。ただ別に冷血でもなく、舞台に上がってしまったからやるしかないだけで、語られる感慨はくるものがあった。

 全体通してどん詰まりなくせに、だからこそか頼むから誰も彼も死んでほしくねえなとさせられる。善人じゃないけれど。こんなことになるような人たちじゃあなかっただろうと。

 気に入ったキャラは太刀川医師とさくらかなあ。お前らかっこいいしずるいだろうと。

 そして巡り巡ってのラストシーンは寂しさが強いが、だからこそ残ったものがあったことを喜びたい。その後に思いを馳せることが楽しいのも素晴らしいなって。

 

・黄昏のシンセミア

 結構エロゲ漁り初めの頃にやったお気に入りのゲームで、折角だからやり直したくなってプレイ。

 夏! 田舎! 民俗学専攻の主人公! 伝奇! とこう、要素を並べると圧倒的な王道エロゲ。名実ともにメインヒロインは実妹のさくやなのが特殊ポイント。あらゆるルートで仲良しエピソードが語られるさくやに実にメインヒロインらしいパワーがあり、伝奇要素そっちのけで兄弟漫才が楽しい……とそれなりにどうなんだと思える感想すら出る。でもほのかな伝奇感とラブコメのバランス良いのは好ましいしな。