メモ帳と隔離所

ゲームとかラノベとかの話をするブログ

202307読んだものとか

 あとこのところ女神転生系列を触っていたり。今はP5R進めてたりはしている。ソウルハッカーズ2も安かったから買っちゃったりしているけど、流石にAC6が来たらそちらをやります。これがもう楽しみでな。

 


・冬にそむく

 冬が終わらなくなった世界でのラブコメ

 全体に漂うどうしようもない閉塞感や、雪景色のちょっとした幻想風景だったりの演出として終わらない冬が非常にいい仕事してるなと。リモート環境下のラブコメってこうやるんだよ! みたいな感じのシーンも好ましい。

 ストーリーラインも珍しさはないけれど、それでも綺麗な描写に引き込まれるので、小説の妙を見せつけてくれる。色々とままならねえなあってのはあるけれど、それでもって進んでいく子らを眺めていられるのは嬉しいことだなって。

 

・いつか憧れたキャラクターは現在使われておりません。

 タイトルで気になってた今月の新刊。ちょっと歪んだ中学時代とその後始末みたいなやつ。

 開幕から剥き出しで痛々しいところを見せつけてくるけれど、どうにも応援したくなってしまう青春もの。まあ正直なところ冒頭シーンは癖が強さ出てるとは思う。

 加えて過去の一時期に比べ、青春ものに対して切実さが失われた感想が出て来るようになったと個人的な感覚もあるしなー、って感覚もあって結構身構えてた。

 まあ途中からは「ダメだこの話好きかもしれん……」みたいな感じになりながら読み進めていたけども。なんというか、葛藤は遥か彼方で、共感とは違うけれど、だとしても彼らが納得のいく答えを得られたのは嬉しいなって。

 あとTwitterにも書いたところで、遊園地でのデート中、暇つぶしに感傷しりとり(感傷的な文章だけでしりとりする)なんて遊びを主人公が突然繰り出して来たところで大笑いした。才能あるぞ主人公。自身持っていい。


・エロゲのヒロインを寝取る男に転生したが、俺は絶対に寝取らない

 とりあえず1巻だけ。どういう世界観なのかって疑問とか、ゲームキャラに転生者である主人公の人格食われてないか? とか、ゲーム世界で友人枠に転生するのだけれど、ゲームの主人公に対する好感度がなくなっていく感じの流れとかは面白さがあるように思う。

 一方で、展開が微妙にくどいというか。ちょこちょこ見せてくる現実側のシーンで転生先のゲームはめちゃくちゃ面白いぜって言い方が取ってつけたようでちょっと冷めるな……みたいな箇所もあり、総合すると微妙な感触。

 そもそもNTRゲーほぼやらないので、なんか的外れな読み取りしてんのかなーみたいな気持ちはあったり。


・わたし、二番目の彼女でいいから。 (6巻)

 なんだかんだで新天地でも役者が揃っちまったところから始まる再新刊。目次見た時点でダメそうだなって一笑い取られ、内容も毎度のことながら急角度で詰んでいく多角関係を眺められる愉快な出来栄え。本当によくないと思うなあ!

 こうなってくると浜波の反応くらいしか癒しがない。本当にこっちの思う突っ込みどころをすべて踏んでくれるできた後輩だよ。読者投票とかあったら1位取りそう。

 


・好きな子がめがねを忘れた (11巻)

 今月のラブコメ新刊。この感想、読んでる途中に書いてたメモを適当にいじってるのだけれど、直接内容に触れてそうな感想が「うひょい。直視していいのかこれ。もうダメだ。」で困った。実際さあ悶えるがいいみたいな内容で、くっついたらこうなっちゃうのか君たち……みないになる。

 そして次巻で終わるそうな。キリはいいのだけれど。もっと見ていたかった感じもしたり。長続きさせるとダレるものも見てはきたから難しいところではあるけどもね。

 


真・女神転生

 積みを解消した。戦闘と合体の面白さは素晴らしいと思うところ。

 さっくり全滅するけど解法がほどほどの苦労で見つかる戦闘バランスは職人芸で、アトラスはこの辺外さんなあと。特別引っかかったところはボスのリトライがちょっと遅いところと、都度分岐影響ありそうな選択肢要求されるとこか。

 悪魔合体について、逆引き全書合体はそこまでしちゃっていいんですか? と言いたくなる最高の機能。P3リメイクとかにも入ってくると思うとワクワクする。スキル継承は自由になったけども、悪魔ごとの適正の概念とかあるのでどうやってパーティ組み替えてくかはやっぱり悩まされる。いい塩梅だなと。

 私はやらないけど、仲魔用の経験値ブーストアイテムとか相当量手に入るし気に入ったやつ連れ回すのもできそう。弱点問題が厳しいかもだが。

 他方でストーリーは薄味って感想になるのかな。薄味なのは狙ってやった上で、基本的にはプレイヤーの意志でルート選択してくださいってことではあるのだろうけれど、それにしたって感情乗っからないというか。戦闘は面白いがそれだけで引っ張れず、放置していたところがある。

 自分の傾向としてストーリーにわかりやすい気持ちよさを求めてしまうもんだなーと思ったり。でもこのくらいの濃度のストーリーのほうがいつかもう一周するだろうか。とはいえ追加部分やりたいからって動機あるとはいえP5Rも始めていたりするし、なんともである。


・彼らは退魔生徒会として戦うようです

 メガテンⅤいい加減にクリアするか……となった原因のやる夫スレ。

 やる夫スレをここに書くのは初めてだろうか。こちらはジャンル的にはメガテン二次創作で、女神転生系列の厄ネタとAA元の厄ネタオールインみたいなはちゃめちゃっぷり。作者の好きなもの詰め合わせみたいなクロスオーバーは見てて楽しいよねーと。女神転生TRPGの諸々使ってるらしいスレはちょこちょこ見かけたけど、リプレイの設定はさっぱりだったので新鮮でもあった。

 終わりは遠いと思うがそれなりのペースで投下されてるっぽいので、時間あるなーって時に更新確認しに行って結構あるじゃんって楽しみ方が長いことできそうである。


君たちはどう生きるか
 一応まだ観てないけど先入観持ちたくない人が結構いそうなので反転させておく。他作品ではやらないのにこれだけやんのとは思わないでもないけど。

 不思議の国のアリスとか青い鳥あたりをイメージしながら観ていた。実際は任意の児童文学的世界念頭においとけばふんわり楽しめるのではないか。私がそうだっただけなのだけれど。まあそのあたりの作品と違って大人も迷い込んでたりするよなあとか、冒頭の液状化するシーンなんかは結構黄泉帰り譚っぽい印象かなあとか、鳥ってなんだよみたいなものはあるけども、

 よくわからんところはまああるが、ストーリーラインは追っかけやすいし、そもそも児童文学的なエッセンスだけで割と楽しく観ることができてしまうもんだなあと思ったりもした