メモ帳と隔離所

ゲームとかラノベとかの話をするブログ

202308読んだものとか

 AC6楽しい……楽しい……。細かに書くのは来月だけれど。

 というわけで今月分です。P5Rがなんだかんだ時間を持っていった。

 

・トムは真夜中の庭で

 ちっさい時はタイトル認識してなかった。去年あたりに買ってそれなりに積んでたところ、「君たちはどう生きるか」観て近いあらすじじゃなかったっけーと思い出して崩した格好になる。関連性強くはなかったと思うけれど。両者住処からの異界探訪物語ではあるけれど、話の性格違うなってところではあるし。

 ちょこちょこと海外文化特有だなあと思ったりもするけど、全体としては子どもの幻想と、その共有の物語として綺麗だなと。スケートのシーンとか実にいいじゃありませんか。

 

 

・七回死んだ男

 西澤保彦のデビュー作でループものミステリ。バラついた人間関係が明らかになってくのと、どうせループで吹っ飛ぶからと結構平気な顔して親族関係ぐちゃぐちゃにしていく主人公の畜生っぷりと、ループとか関係なくこの家族はなんかダメじゃないかな……ダメだからこんな過去あるのか……みたいな楽しさがあった。謎解きより次は何やらかしてくれるのかみたいな楽しさあった格好。

 しかし西澤保彦の書くキャラクター、読んでいて変な好感度の上がりかたがするような。一方でキャラに対して大丈夫かこいつって気持ちになるというか、何なら嫌気が出るところはあるのだけど。どうにも不思議な読み味よなあと。

 

・正反対な君と僕 (4巻)

 今月のラブコメ新刊……いや発売先月でちょっと置いていた格好ではあるのだが。読んだのは今月初頭であったのだけれど、先月読んだラブコメ郡が感傷とかに寄ってたり、悶えるがいい! な感じだったり、よくないと思うなあ! だったりして色々乱高下していたため、いい感じに心が穏やかにさせてくれたり。

 これまでに引き続きでコミュニケーションの妙を描きつつ、巻を増すごとに谷くんが強くなってくし、サブキャラ達もいい感じに周囲に感化されたりとで微笑ましい。群像劇的なラブコメとしておすすめである。

 

ドリフターズ (7巻)

 待ったぜ!

 相変わらず熱い奴らとセリフと絵が決まっているったらなく、化物じみた面白さであった。大体がテンション上げてくるシーンで構成されているけれど、特にって言うならミルズのシーンだったり、義経と覚醒したハンニバルの人でなしタッグ結成だったり、スキピオ関ケ原への言及が特に盛り上がりポイントだったかなと。

 読み終えた時の興奮ったらなく、いくらでも続き待ちますよって気分になってくる。

 

 

スロウスタート (11巻)

 大体年1くらいで出るきらら新刊。こちらも相変わらず全体の雰囲気が好き。善意でくるくる回ってく話はどこか安心感がすごくてなあ。特に何かが起こってってこともないのだけれど、少しずつ時間は進んで行き、ちょっとずつ良い方に変わっていくってのが大変心地いいなって。

 

・めんつゆひとり飯 (6巻)

 ズボラ飯系の料理漫画ではあるのだが、全体を漂うどことない緩さが魅力的。加えてギャグの味付けがどうも好みで、つい笑ってしまうし、するすると読み切ってしまう。なんというか波長が合う。

 内容自体はいつも通りといえばそうなのだが、そういう漫画が続いてくれてるのは嬉しいことだなあと。掲載誌変わったらしいが今後も楽しみにしている。

 

ペルソナ5 ザ・ロイヤル

 無印プレイ済み。AC6までに終わるかなーとか思ってたがなんとか終わった。シナリオのムカつくやつを俺たちの手でどうにかしてやるぜって勢いと、アトラスゲーって感じの戦闘の楽しさが相まってプレイへのモチベが途切れない。メインシナリオが溜め入ってる時は丁度よくコープが佳境でそっち気になって進めていけるのも上手く、溜めのゾーン抜けた後のシリーズのお約束を上手く使いつつ動いていくシーンは気持ちがいいったら。特に審判コープ完全開放とベルベットルームはやってくれるなーと。

 あとはR追加部分についてで、システム周りは結構追加・変更箇所あったりして遊びやすくなっている感覚。なんだかんだプレイしたのが相当前なので追加要素だよな……? みたいな疑念と戦ってたところもあるけれど。追加シナリオは少し毛色が変わって、ラストバトルのエゴのぶつかり合いから積み上げてきたものの集成になるエンディングの流れは気分が良いもので。

 先月のメガテンと連続していたので、方向性全然違うなってのは結構思った。メガテンはなんかボスが殺意濡れだよな……。ペルソナはがっつりギミック寄せって感じだったり。

 やっぱりRPGはキャラとかへの思い入れが加速するところがあって、いいとこだよなと思いました。そして初プレイ時と違って2/15はボコボコにされました。

 

Dies irae 〜Amantes amentes〜

 学園伝奇バトルオペラらしい。学園よりチンピラの喧嘩のが要素強くないか。

 イケイケのバトルテキストと割と調子を外してくるギャグとかで大分楽しく読み進めていました。どいつもこいつもいいキャラしてるしぶち上げてくる叫びは燃えるってもんであるし、駆け抜けた後のアフターもばっちりで実に読後感が良かったなと。

 特に言うならこう、バトルもので飛び出してくるラブコメの良さってあるよなっていうか、鉄火場で始まるラブコメはどうしてこう盛り上がるのかというか。特にマリィルートはテンションがぶち上がっていた。フリンはいけないんだ。ラストのメッセージウインドウ二種で視点変更する演出とかも決まってる。ここまでマリィルートの話をしておきつつ、キャラが好きなのは先輩だったりするけれど。あとUIがいまいちなのはご愛嬌。