今月の。結構マスターデュエルを遊んでいたりしたのもあって数は少なめだった気がする。御巫回したりラビュリンス回したりするのが結構楽しかったので。他にもストリートファイターに手をつけてみたりで対人ゲーが増えている。
・瓦斯灯
読んできた他作と比べてどこか悪趣味っぽさがないか……という気持ちになっていたが、最後の「親愛なるエス君へ」は綺麗に引っ掛けられた上に背筋冷やされて非常に読後気分が悪かった。つまり大変よかった。読んだ後考えると全体として悪趣味に寄せてるみたいなところはあったのかもしれない。
・葬送のフリーレン (8~11巻)
溜めてたけどアニメきたしちょうど良いなって。
ちょっと挟んでから概ねマハトとデンケンのターン。いやターンが長えよじいちゃん。そして何を読んでるんだこれは……というか、本当に墓参り編やると思わないじゃん。後悔始めとしたぐちゃぐちゃな感情とそこから続いてく話だなあと思うし、その辺好きだよなあって。
アニメの方も出来良くて、素直に楽しみですね。
・黄泉のツガイ (4~5巻)
ユルが相変わらずのハンターメンタル。超常の存在もいるの能力バトル系現代ファンタジーではあるが、ユルが自身の能力を十全に活かせるポイントで的確に振って事態動 かしてくみたいなところは爽快よなあ。
起こってる事自体は結構タチが悪く、それに対してちゃんとダメージ受けた上で行動はしなきゃって感じになるのは。そして虎穴に突っ込んで虎子得てくるのも独特というか。
あと全体として、血生臭い一方で生活感強いのも現代ファンタジーとして美味しいけれど、微妙にいたたまれない気持ちになったり。
・アンデッドアンラック (18巻)
フィルくんのターン。キメのシーンが綺麗にハマっているのはいつもながら、これは冷たい方程式では? みたいな不安煽りもあったりで、非常に良い巻だったなと。まとめて読んでいる時なら流石に忘れはしないのだけれど、単行本待ちになると続刊読んだ時はキャラが記憶から飛んだりするのもあり、出てくるの絞ってくれるのは助かるな。
・その着せ替え人形は恋をする (12巻)
冬コミ準備会かつクリスマスまで。しかし熱いシーンが続く。ごじょーくんどこまでも地が職人メンタルだからどうにかしないとラブコメから離れてくぞとは思いつつ。溜めの巻でもあったので次巻楽しみだなあと思うが、もうすぐ終わってしまうのかって寂しさもあり。
・Astrea: Six-Sided Oracles
slay系のカードローグで、こちらの特異な点はカードではなくダイスになっているところ。デッキから引くときにダイス振って、出た目の効果で戦ってくみたいな流れになる。
根源的に大量のダイスを振ると気持ちがいいよな……! みたいなところがあり、そこにslay系の面白さが綺麗に噛み合ってる印象がある。コストの概念も取っ払っている代わりにデメリット付きの出目引いたら使わないとダメだよ、みたいな塩梅ではあるが、デメリット踏み倒す手段もいっぱいあるためうまいこと捌けるとガッツポーズが出たりと。かなり良い感じに楽しかったのでおすすめ。
・それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH-
リメイク版。結構楽しんだところではあるのだが、流石に結構昔のゲームではあるよなあって感覚はそれなりにあるのと、なんとなく聞いた評判通り投げっぱなしだよなあと。俺たちに翼はないって完成度高かったよなと思いつつ、確かにこちらが起源ではあるのだなあという部分もあり、そういう楽しみ方は結構していた。それはそれとして雪村はかわいかった。
この頃からテキストのキレが良い主人公が狂人かつ、時代で済ませるにはノンデリが過ぎるだろうみたいなところもなくはない。一方で言動と行動に反して好意が明け透けで、人懐っこいのが歪んでる感じかあととなったりはする。
オチの方に触れるなら、物語の終焉でヒロインの好感度リセットさせる辺りのメタフィクションっぽさとかもギミックとしては面白いけれど解消はあっさりというか。とはいえ、一人になりたくない。一つにはなれなくても、一人にはなれそうにない。どうしようもないことだってあるけれど、それでも……みたいなラストシーンの勢いそれ自体は好ましいなって。
ちびっ子組はいい味出してるなとも思ったし、続編はその辺りも楽しみ。随分森崎亮人の書く主人公らしさが出てるけど、これ追加分とかではなく元からなんだろうか?